小咄

□ゲーム
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―――かっこわりぃ


そう言ってテーブルに突っ伏した俺を見て、ユウナがまた笑った。

「親子って無意識に似ちゃうものらしいよ。」

「ユウナは?ユウナはどっちに似てるの?どんな子供だった?教えてよ―――。」

親父しか知らないユウナがいなくなるように―――
って、それは俺の心の中のセリフ。

「うーん。性格は、お母さん似ってよく言われたなぁ。」

「へー。意外。」

「なんで?」

「だって異界で会った時、大人しそうな人だと思っ・・・わー!!待てって」


ユウナは途中からティーダの話も聞かずに、手近にあったものを片っ端から投げてきた。

「ひどい!!それどういう意味よ!」

「ちょっ!待てって!悪かったってー」

半分じゃれあいのようなケンカをしながら、ティーダは密かに決意していた。



ユウナが作ってくれる昼飯食べたら、練習に行こう。
ジェクトシュートよりもっとすごい俺だけのシュート、そのうち絶対編み出してやる―――
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