第1章
□とある宴会
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リュックと同じくらいの年頃の少女が、大量の酒瓶を抱え、黒髪を揺らしてユウナ達の方
へやってきた。
「はじめまして、ソラです。」
「俺の秘書♪」
何故か自慢するギップルを見て、パインは愉快そうに2人を見比べた。
「へぇ・・・・・・ついにギップルも年貢の収め時か。
ギップルのお姫様を拝ませてもらえる日がくるとはね。」
「どっちかって言うと、見張り役です。
ナーダラは忙しすぎて、ギップルが仕事さぼらないように見張ってる時間がないから。」
「あはは、ソラちゃん最高!
アタシ、リュック。こっちはユウナんで、そっちがパインだよ。
でもって、そこにいるのが――」