小咄 A

□Aerith2
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信じられないことが、起こったの。


空からソルジャー、ふってきた。

ほんの一瞬、息ができなくなるかと思った。


だって――あの日と、同じだったから。
あなたの時と、おんなじ。


彼はあなたと同じ空色の瞳で――あの大きな剣を背中に背負う仕草もそっくりで――自分
は元ソルジャーだって、そう言ったんだよ?もう少しで、あなたがもう一度会いに来てく
れたのかなって、信じそうになりました。


ねぇ、ザックス?
彼は少しだけ、あなたに似てるんだよ。


ふふっ。全然違うだろって、ザックスなら言うかもね。

たしかに彼は、あなたよりも愛想が悪くて。ちょっとかっこつけた喋りかたで。
でも、ふとした仕草がドキっとするほど、似ているんだよ?


だからかな・・・・・・最近は、あなたのことばかり思い出します。


ザックス。私はあなたに、ずっと聞きたいことがあったの。


あなたは――幸せでしたか?
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