第1章
□とある宴会
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「やっほーい、ギップルいるー?」
「おっ、シドの娘!元気だったか?」
「リュックって呼べー!
てかさ、ギップルがアタシ達を呼んだんでしょ!」
「悪ぃ悪ぃ・・・・・・アニキとダチは?」
「今日はシンラくんが飛空挺にきてて・・・・・・ダチはシンラくんと一緒に何かやってます。
アニキは――用事があるみたい」
「ユウナ、本当のことを言ってやれ。
アニキは、ギップルがいるなら行かないって騒いで、結局降りなかったんだろ」
「はは・・・・・・パイン先生は相変わらずキビシーなぁ。ヌージのやつは来れないって?」
パインは肩をすくめた。
「悪いがお前みたいにヒマじゃない、とさ。代わりに、これを預かった。」
ヴィンテージもののブランデーを掲げる。
「アイツも素直じゃないねえ・・・・・・」
ちょうどその時、ギップルの視界にソラがうつった。
「そうだ、お前らに紹介しときたいヤツがいたんだった。
おーい、ソラ、ちょっとこっち来いって!」