第2章
□ビサイドより
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始まりはそう――ナギ平原の洞窟だった。
今や誰も足を踏み入れない洞窟の奥から、凶悪な魔物が1匹、また1匹と姿を現した。
しかし気づくものは誰もいない――シンもヴェグナガンもいなくなった永遠のナギ節に、
わざわざそんなところへ行ってみようという者など、いなかったのだから――
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