第2章

□ビサイドより
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「キミの口笛が、聞こえた気がしたから――」


家に戻ると、ユウナはそう言った。

ティーダはというと、自分がいなかった2年間を実感させられていた。実際にガンナーと
して戦うユウナは初めて見たし、何より2年前と比べて数段たくましくなっていた。

――俺がいない2年間も、ユウナは、闘ってきたんだな。


共に旅した頃に想いを馳せるティーダは、ふとあることに気づく。

「あれ?そういえば・・・・・・ルブルムドラゴンなんてビサイドで出たっスか?
 それとも、オレの思い違いかな――」



「思い違いじゃないわよ。」

ティーダが振り替えると、イナミを連れたルールーとワッカが立っていた。
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