第1章
□とある宴会
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「ビサイド・オーラカのエース、ティーダさんですよね?」
2度までもスピラを救った大召喚士の恋人にして、ブリッツボールのスター選手を知らぬ
ものなどいない――普通とは少し違う人生を送ってきたソラも、例外ではなかった。
「ひょっとして俺、有名人?」
「もちろんです。
サイクスの5年ぶりの優勝を阻んでくれた、オーラカのエースですもんね。」
「・・・・・・。もしかしてサイクス・ファン?」
「ふふっ。
来年は、きっとルムニクがジェクト・シュートとめてくれます。」
ソラとティーダがブリッツ話で盛り上がっていると、ギップルが思い出したように話に
割って入った。
「盛り上がってるとこ悪いけど、そろそろ始まる時間だ、続きはあっちでやろうぜ。
・・・・・・おっと、その前に、お前に見てもらいたいマキナがあんだよ、ティーダ。ちょっ
といいか?ソラ、先にみんなを案内しといてくれ――」