冗談交じりの境界線上(イルミ弟主)
□白い雪の絨毯から〜3〜
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注※過去捏造してます。
リルイは、何故リルイなのか。
それは、イルミとリルイが
産まれた日まで、遡る。
オギャア、オギャアァ!
その日、館に二重の産声が響き渡った。一つはしだいに小さくなり、一つはしだいに窓ガラスを震わせるほどに大きくなった。
それを間近で聴いたシルバとゼノは思った。
「声の小さいほうが双子の兄だろう」と。
それで名前をつけた後に知った、
イルミが先に産まれていたということを。のちに、これを聞いたイルミはこう言った。
イ「ふーん・・そんなエピソードがあるなんて思わなかった。」