冗談交じりの境界線上(イルミ弟主)

□白い雪の絨毯から〜2〜
1ページ/6ページ

物静かな、端正な顔立ちをした
少年、いや青年が一人。それは、この物語の主人公、
ゾルディック家の次男、
リルイ=ゾルディック。愛称は
『リル』。そこに存在してはいるものの、存在感は皆無である。
何故かといえば、彼の便利な
体質の一つ、『気配がない』
ことである。彼のこの体質は、
円すら容易に抜けるほど。
暗殺者としてはかなり便利な
体質であった。他にも、便利な
体質がある。まず一つは、治癒
能力というか、小さな怪我なら
一瞬で治る体質。これを恐れた
とある隣人は、リルを殺そうと
したが、返り討ちにあって
しまった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ