大切なあなたへ
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「いったぁ。」
「何すんのよ!!」
暴力で解決させるのはダメだってわかってる。
それでも、どうしても許せなかった。
2人のことを知らないくせに
2人のことを話さないでほしかった!!
「でも、これであんたはもうバスケ部にはいられないわね。」
「だって、先輩に暴力ふるったんですもの。」
そんなこと、どうでもいい。
『私には何をしてもいいです‥‥‥‥‥‥。ですが、2人の邪魔はしないで下さい!!!何も知らないあんたたちが2人のことを語らないで!!!』
2人には何の障害もなく、幸せになってほしいから。
汚いものは、私が全部背負うから。
「なに?どうしたの?」
「何か叫んでたみたいだけど。」
「この子が急に‥‥!!」
もう私を見ないで。