SHORT STORY

□好きなんだ‥‥
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「お前が誰を好きでも、俺は李璃が好きだ。絶対振り向かせてやる。」


『う‥‥‥うそ?』



「こんな状態で、誰が嘘なんか言うかよ。」










『だ、だって、さつきちゃんのことが好きなんじゃないの!?』


「何で、さつきが出てくんだよ。あいつは幼馴染み。」



『で、でも、「でもじゃねぇ!俺はお前が好きなんだから、もうそれでいいだろ。」あ、うん。』







「わざわざ、さつきに手の込んだことまでさせてんだしよ。」







『え?ど、どういうこと?』




「だから、さつきとの買いもんなんて嘘だよ。俺がさつきに頼んでデートさせてもらったんだ!」






『こ、これデートだったの?』




「う、うるせぇ///」





『デートだったんだ‥‥‥‥』











デートだったってことを理解しただけでも顔が熱くなったのに、その相手が青峰君だともう絶対に真っ赤っかだよ。










「も、もういいだろ。言いたいことは言ったから、帰る『好きだよ。私も。』‥‥‥‥本当か?」









それこそ、こんなとこで嘘突くわけないじゃん。



『ずっと、好きだったんだよ。』









今まで溜めてた気持ちを出すとスッキリした。
青峰君の方を見ようとすると、青峰君は何故か片手で顔を抑えてる。







「あー。ズリィだろ。」

『何が?』

「んでもねぇよ。」








そう言って、ぎゅっと抱きしめてくれた青峰君の腕の中は、今まで感じたものより、ずっと暖かかった。









これからも好きだよ。










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一つ目完成しました!


でも、この短編は私の別のサイトから移してきたものなので、読んだことある人もいるかもしれません。
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