ずっとキミを想ってた
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「何でお前まで来てんだよ。」
「関係ねぇだろ、お前には。」
「あぁ゛?つか、お前がいるんだったら、ストバスに来いよ。1on1だ!」
「却下。用事あるから出てきてんだ。じゃなきゃお前を送ったりなんかしねぇんだよ!」
「んだと!?」
『‥‥‥‥‥‥‥‥』
今更ながら、何で夜、喧嘩がなかったんだろって思う‥‥
毎回毎回、よく喧嘩する口実が見つかるよね
私、一緒にいるの嫌なんだけど‥‥
「あ、空。俺もうこの辺りでいいから。また後でな。」
『あ、うん、また後でね!』
もうこんなところまで歩いてたんだ。
まあ、火神くん家はそんなに遠くないんだけどね。
「‥‥‥‥行くぞ。」
『あ、ちょっと待ってよ!』
火神君と喧嘩した直後で機嫌悪いのはわかるけど、私に当たらないでよ。