ずっとキミを想ってた
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「誰と?」
「空とだよ!」
やけくそか!
つか、
「付き合ってねぇよ!」
よく一緒にいるからよくいわれるけど、付き合ってねぇし、だいたい空にはそんな気、全然ねぇし。
「‥‥‥‥ホッ」
「なんでそんなこと聞くんだよ。」
別に青峰には関係ねぇだろ。
いや、そういやコイツ、空と兄妹なんだっけ。
んにしても、全然似てねぇな。
「別に‥‥‥‥」
「お前ら兄妹なんだろ?何でそんなに似てねぇんだ?」
「‥‥‥‥‥‥」
「なんだよ、なんかマズいことでも言ったのか?」
今日の青峰、なんかいつもと違うな。
突っかからねぇっていうか‥‥大人しいっていうのか?
「‥‥‥‥‥‥血、繋がってねぇんだよ。オレら。」
「はぁ?どういうことだよ。」
血繋がってねぇのに、兄妹っておかしくねぇか?
「ちっせぇ頃に親が再婚したからだよ。もう、そのことは聞くな。さっさとそれ読んで、寝ろ。」
睨むなよな。
ちょっと気になって聞いただけだから、そこまで興味があるわけでもねぇ。
つか、読まねぇって!!