ずっとキミを想ってた
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「なぁなぁ。あいつらって、ふーふ?」
「やーらしー。みょーじがおんなじだ!」
「‥‥‥‥‥‥なんで。」
ガンッ
音のする方を見たら、大輝が男子の前にあった机を蹴飛ばした。
「なんでオレがあのブスと!!」
「やんのか、てめぇ!!」
「やっちまえ!!」
「ちょっ、止めなよ!!」
クラス中が騒ぎになり、大輝が男子たちと揉めていると、ガラッと教室の扉が開いた。
「コラッ!!だれだ、騒いどるバカどもは!!」
その瞬間、皆がバーっと走り回り、どんどんと教室を出て行った。
「ワーッ!」
「センコーが来たぞ!」
「‥‥‥‥‥‥‥‥クソッ」
『バカっ、こっち!!』
逃げ場所をキョロキョロと探し、逃げ後れている大輝を見て、私は腕を掴み、教室を出た。
「っ/////」