大切なあなたへ

□Future story
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「おい、晴香。早く来い!」
『ちょっと早いよ、大輝!!』



今日、私達は結婚します。

無事、桐皇学園を卒業して、大学に入学した私とは異なり、大輝は高校卒業とともにアメリカへと飛び立った。


3年後に迎えにいく。


というプロポーズまでされて、周囲。
というより、あの場にいた、キセキの皆や、さつきちゃん、大我君。他にも、今吉先輩達にまで冷やかされてしまった。

とんでもなく恥ずかしかったけど、3年経った今ではいい思い出になったと思う。


ちなみに、大輝にその話を報告したら、虫除けだよ。っていいながら照れてた。
それに、虫除けって言ってたけど、前にもそう言って指輪をもらった事がある。
まあ、私も言っていて恥ずかしくなったから、その事は言っていないんだけど。

そして今、大輝が2週間ほど前に帰ってきて、くつろいでいるときに、

”俺と結婚してくれ。”

なんてちゃんとしたプロポーズをしてくれた。


でも、日本に帰ってくる前に大輝が結婚式の準備までしてたのには驚いたな。


私が断ってたらどうするの。って話だよね。
断るはずもなかったんだけど。
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