SHORT STORY
□テスト勉強
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『さっき会ったばっかじゃん‥‥』
「そりゃ、さつきに言えよ。」
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さかのぼること10分前‥‥‥‥‥‥‥‥
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「青峰君!!!」
「んだよさつき、うるせぇな。」
寝テェンだよ。
オレの貴重な睡眠時間削るんじゃねぇ。
「うるさいな、じゃないでしょ?もうすぐテストなのに、勉強してなかったらまた赤点になるのよ!?」
んなのお前のノート見りゃいいだろ。
「今回は私のノートは貸せないんだから、ちゃんと勉強してよね!?」
はぁ?
「んなの認めねぇ。」
あれなきゃマジでヤベえのに。
「認められなくても、無理なの!」
訳わかんねぇ。
『ごめんねぇ、私が借りちゃったwwさつきのノート!』
あぁ?
誰だよ‥‥‥‥。
「‥‥‥‥三城!?っんでお前が!!」
こんなとこになんで!?
『すいませんね、私がここにいて。っていうか、彼女の言うことくらい聞いてあげたら?さつき困ってるじゃん。』
「「彼女じゃない/ねぇ!!」」
なんでこんな奴を好き好んで彼女にしなきゃなんねぇんだよ。
寧ろお前の方がいいのに。
「っつか、そのまえ、おまえ何てった!?」
『え?”さつきのノート借りちゃった?”』
いや、
「お前ノート借りる必要ねぇだろ!?オレによこせ!」
『嫌よ。私今回苦手なとこ出るの。さつきが得意だって言うから借りるのよ。』
「あれはオレのだ!!」
『さつき、今の聞いた?”オレのだ!!”だって!うわ〜。すごい惚気聞いちゃったww』
「惚気じゃねぇって!!」
あいつの頭はどうなってんだよ!
『はいはい、2人の仲が良いのはよーくわかったから!私はそれだけでお腹いっぱい!!ありがと、さつき!!あとは仲良くね!!』
はぁ?勝手なこと言っといて、あとはとんずらかよ!?
「おい、待てって!!」