SHORT STORY
□花言葉
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『大輝。』
「どうした?こんな朝早くから呼び出して。」
『‥‥‥‥これ、渡したくて。』
あと少しで終わりだから、この花束だけを大輝にあげるよ
「何だこれ。紫の花?珍しいな、李璃が花くれるとか。」
『この花、調べといてね!じゃ、それだけだから、私先に帰るね。部活頑張って!』
「おい!教えろよ、なんて言うんだ!?」
これでさよならだね
『さつきか、黒子君ならわかるよ。大輝、バイバイ!!』
「お、おう。」
元気でね、大輝
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青峰side
「さつきは?」
「さっきカントクんところに行ったっス!」
いねぇのか。じゃ、
「テツは?」
「わかんないっス。」
また、消えたのか
「呼びましたか?」
「うわぁ!?」
お、そこにいたのか
「テツ!ちょっと聞きてぇことがあんだけど。」
「何でしょう?」
「何で動じないんスか!?」
「「うっせぇよ、黄瀬!/うるさいです、黄瀬君!」」
「ひどっ!」
っと、黄瀬に構ってる暇なんかねぇんだった
「それで、どうしました?」
「これなんだけどよ、なんて言う花なんだ?」
オレがテツに見せたのは、李璃にもらった紫の花
そして、埋もれるようにして隠れていたピンクの花だ