SHORT STORY

□電話番号
1ページ/4ページ





「李璃ちゃん!!」




『な、何?さつきちゃん?』










もう帰ろうか。と思い、靴を履き、体育館の横を通り過ぎようとした時、さつきちゃんに話しかけられた。









「お願い!!青峰君を呼んできてくれない!?」




『えっ?』










私は今、正大に間抜けな顔をしていると思う。













「お願い!!青峰君、今どこかの空き教室にいると思うの!」
『な、な、何で?』














「今日部活の最終調整があるんだけど、そのあとに、大事なミーティングがあるの!それにレギュラーは絶対でなきゃならないんだけど、どうしても来なくて!!」











『そ、そうじゃなくて、なんで私?それに、青峰君と会うなんて無理だよ。』










さつきちゃんは知っているはずである。私が青峰君のことを好きなのを。それに、青峰君と会ったら、緊張しすぎて話すどころじゃない。










「無理は承知よ!お願い!!」
『でも‥‥‥‥‥‥』
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ