ずっとキミを想ってた

□14
1ページ/4ページ





「しっかり体を休めてね!明日は午前練習だから、遅れないように!以上、解散!!」



「「「「「「お疲れっしたー!」」」」」」



さて、スポドリのボトルを片付けなきゃ。





「おーい、空。帰るぞー!」
『あ、うん。ちょっと待ってて!』






早く終わらせなきゃ。
火神君が待ってる。



「あ、空ちゃん、今ちょっと大丈夫?」
『どうかしましたか?』



リコ先輩が帰りに話しかけてくるなんて珍しいな。

まあ、いつもは雑談とかする前に私が先に火神君と帰ってるんだけど。



「火神君とでいいんだけど、テーピングとかの必需品を買っといてもらってもいい?」

『あ、はい、それくらいなら構いません!明日持ってくるんでいいですか?』

「えぇ、構わないわ!ありがとう。私、今日は用事があって行けないのよ。」






大丈夫です、と言って私はスポドリのボトルを片付けに戻った。

















『火神君、ちょっとスポーツ店に寄ってもいい?』
「あぁ、かまわねぇよ。」



たまに、火神君と放課後に出掛けたりする。

普通、それはデートって言うのかもしれないけど、私たちにとっては違う。

家族で出掛ける、とか、友達と出掛ける、とか、そんな感じ。





「何買うんだ?」

『テーピングとかだよ。色々無くなってたみたいで。』

「そっか。じゃあついでにバッシュでも見るか。」

『うん、いいよ。』
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ