ずっとキミを想ってた

□11
1ページ/2ページ




火神side
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「おい、青峰。青峰!」

「んだよ、うっせぇな。聞こえてんだよ。」


それじゃあ、何回も呼ばせんじゃねぇよ。

つか、人を部屋に引っぱり込んどいてお前は何やってんだよ。




「お、あったあった。ほら、これでも読んどけ。つか、やる。」



あ?
何だこれ‥‥‥‥”堀内マコ写真集”?




「グラビア雑誌かよ!!いらねぇわ!!」

「はぁ?お前こんなんも読まねぇのか?」


「読むか!!」



月バスとかねぇのかよ!?



「それで、お前オレに話があるんじゃなかったのかよ。」



わざわざオレを引っ張って連れてきたんだから、相当な話があるんだろうな。




「‥‥‥‥‥‥‥‥。」
「何だよ。」



急に黙りだしやがって。
何なんだ?



「‥‥‥‥‥‥‥‥のかよ。」

「何て?」




全然、聞こえねぇ。

黒子じゃあるまいし、もっと声だせよ。




「‥‥‥付き合ってんのかよ、って聞いてんだ!」




「‥‥‥‥‥‥はぁ?」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ