ずっとキミを想ってた

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「火神君って、どれぐらい食べるの?」

『私の十倍。』

「えっ?」



まあ、聞き返すのも無理はないけど。


『じゅ・う・ば・い。だから、結構ボリュームのあるモノ作らなきゃ‥‥‥‥』


何たって、火神君の胃袋はすこぶる消化が悪いから、他の人よりもいっぱい食べなきゃならない。


「ま、まあ、育ち盛りだしね。そりゃ、空より食べるわよね。





‥‥‥‥‥‥‥‥食材、足りるかしら。」




そうなるよね。


唐揚げとかハンバーグの方がいいかな。

それと野菜炒めとか。




簡単だし、いっぱい作れるし、何よりヘルシーだから、野菜炒めって結構好きなんだよね。








ピンポーン



「あら、誰かしら。」

『私、適当に先作ってるね。』





「よろしくね。」








はーい、と返事をしてお母さんがもう用意していた材料に手をかけた。




料理は結構、得意なんだよね。





「‥‥‥‥なら、れ‥‥‥‥してよ!‥‥‥‥‥‥わ、とり‥‥‥‥入って!」



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