ずっとキミを想ってた

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私たちは中学生になった。


元々、バスケの強い学校に行きたいと願っていた大輝と、都内で一番賢い学校に通いたかった私は、同じ帝光中に入学する事になった。




1、2年の時はクラスが離れ、大輝はバスケ部1軍へ入る事になったおかげで帰宅は遅く、顔を合わせる事がなくなった。


朝も、大輝の朝練があるため、家を出る時間帯が違っていた。




しかし、3年のクラス替えの時、同じクラスになってしまった。
自由席だったため、運良く席は隣にならなかったが、嫌でも顔を合わせる事になった。





そして大輝の隣には、いつも女の子がいた。


コロコロと変わる彼女に呆れる。

大輝はモテる上に、最近の素性からすれば、女の子が寄ってくるのもうなずける。

”来るもの拒まず、去る者追わず”


そんな言葉がぴったりだと、私は思う。






「おーしっ、じゃあ前回受けた模試の結果、返すぞ!」


「いやー!」
「せんせー、それ燃やしてぇぇ!!」




もうすぐ、受験だ。
これで3回目の結果だ。





「青峰空。」



渡された結果には、志望校は全てA判定と書いてあった。

またランク上げろって言われるかな。
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