依存している。

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我らがスモーカー君と“麦わら”のルフィが喧嘩を始めた。



というのも先ほどの店でポートガス・D・エースを見つけたスモーカーが喧嘩を売り、その直後に後ろからモンキー・D・ルフィが走って入ってきただけのこと。
その衝撃でスモーカーと火拳が吹っ飛び、怒ったスモーカーが火拳そっちのけで麦わらと喧嘩を始めた。


あの勢いじゃスモーカーは町を壊しかねない。
アラバスタは今、色々と厄介なことになっているというのにあいつのせいで更に町が壊れるとなると大変だ。
海軍の名誉にも傷がつく。

まぁ、最後のはおれは心配してないんだけど。





で、色々な衝撃の中、麦わらを追いかけるスモーカーと火拳をおれは追いかけている。



途中でたしぎちゃんとヴァクト(何故ここにいる)が乱入してきたが、先頭を走るルフィとスモーカーが建物の上に登ったことにより場外。



町の人たちは「能力者たちの喧嘩だ」と慌てていた。




『君なんでここにいるの!?』

「スモーカー大佐の船があることをお知らせしようとしたのですが…。あなた電伝虫を船に忘れていったでしょう!?」

『あぁ、そうだった!とりあえずおれは二人を止めるからたしぎちゃんと適当に“一味”を探してて!!』

「了解です!!」




二人を追いかけるべく能力で自分の背中に翼を生やして空を飛ぶ。


お前ら…“黒鬼”のアルトなめんなよ…!


跳び続けやっとスモーカーの横につけた。
とりあえずスモーカーを止めなければいけない。



『頭に血ィ上りすぎ!ちょっとは落ち着け!』

「すんげェ〜〜!!羽生えてる!!」

「よそ見とは良い度胸じゃねェか麦わらァ!!!」



後ろを向き、おれの姿に目を輝かせた麦わらのせいでスモーカーを止める作戦は水の泡になってしまった。


三人で地面に降りれば、下にはたくさんの海兵がいて(おれとスモーカーの部下)おれとスモーカーを先頭に麦わらを追いかけ始めた。


なんだかおれ達が追いかけられている気分になる。



スモーカーがラストスパートをかけ、一気に麦わらとの距離が縮まる。
スモーカーが能力を使い、麦わらを仕留めようとすれば目の前に広がるのは煙の白と炎の赤。



「お前は“煙”だろうがおれは“火”だ。おれとお前の能力じゃ勝負はつかねェよ」

『んじゃあおれはどうかな?“鬼”と“火”じゃどっちが強いんだ?』











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