Free!長編@(番外編)
□幼い記憶
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だけど、やっぱり心配なのは名前…
あの子できないことを無理に引き受けたんじゃないかしら…
名前が楽器を持っている姿なんて
小学校のリコーダー以来…
その姿を思い出したら
自然と、小学生の時の記憶を頭で探る
なんか突っかかることがある…気がする…
だけど、そこだけ思い出せない…
記憶のページをそこだけ破られたような
「んんーーー!思い出せない!!!」
思わず大きい声で言ってしまう
「ど、どうしたんですか!?親友名前先輩!」
そうだ…部活の時間だった
私は江に、ごめんなんでもないの
と笑って誤魔化しておいた
引っかかる何か…
小学生の時、何かあったっけ…
名前…?名前……
ん〜…
わからない!!!!
ごっちゃごちゃ考えるのが苦手な私は
思い出すまで待とうと決めました
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