Free!長編@(番外編)
□鮫柄にお邪魔します
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親友名前…どうしたの?
真琴の声でハッとなる
いいや、なんでもないわよ
ふふふ〜なんてお上品に笑えば
青い顔して、そっかよかった…ははは
って言う真琴、後でヘッドロックね
全員で電車を降り、鮫柄学園を目指して歩く
鮫柄までは別に遠くないけど
電車をいちいち使うようだから面倒
っていつもこうやって
岩鳶に来てくれてるのよね鮫柄のみなさんは…
と普段の鮫柄水泳部の移動の苦労をねぎらう
渚と江はいつも以上にテンションが高く
名前の横をずっと騒ぎながら歩いている
両サイドを後輩たちに固められた名前
名前も楽しそうにずっと笑っている
「ほんと、名前ちゃんがいるといつも以上に賑やかだね」
優しい声色で真琴が微笑む
「僕たちのモチベーションも右肩上がりです」
と眼鏡を上げながら怜が言う
遙もなんだかんだ賑やかなのは好きなようで
先ほどから優しい顔つきでみんなを見ている
あ、そろそろ鮫柄に着くわね
久しぶりの屋内プール!
みんな楽しみにしてるに違いない!
まずはマネージャーがしっかり挨拶しなきゃ!
マネージャーの私と江がそこからは先頭で
初めに校門をくぐって、プールを目指した
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