Free!長編@(番外編)

□押しに弱いわたし
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今日は夏休み真っ只中の平日…午前…

凛君は部活があるためこの家にはいない

一人とはこんなにも寂しいのか、と

改めて実感しているところだ



まあそんなことも言ってはいられない

そう思い私は洗濯の終えた衣類を干しにかかる



またすぐ来るから、と

置いていった凛君のTシャツも一緒に洗った

このTシャツがまたすぐ会えるという

約束のような気がして、なんだか嬉しくなる










「水泳頑張ってるんだろうな〜…」



水泳の大好きな凛君が私も大好きだ

また絶対観に行くんだから!







すると、玄関のインターホンが鳴る

あれ?この午前の時間に誰だろう?



郵便屋さんかな〜?そう思ったが

念のため普段は見ないが

玄関の様子を映す液晶に目をやる








ん…?岩鳶の制服…?

女の子?…親友名前ちゃんでは…ない



きっと親友名前ちゃんなら

インターホン鳴らす前にドア叩いてきそうだし…









誰だろう、そしてどうして

私の家を知っているんだろう…





女の子とわかっていても

少し怖くなったが…出るしかないよね










「はい…?」




玄関を開けて顔を覗かせてみる









「あ…っ」








目があった女の子…

やっぱり知らないよ…






と、先ほどは見えなかったが

後ろにももう一人…何の用なんだろう…











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