Free!長編@(番外編)
□あれから
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あれから、いくらか日が経った
夏休み真っ最中なわけで
そりゃあもう暑い毎日が続いている…
今日は久々に岩鳶との合同練習
俺達は岩鳶高校まで足を運ぶ
校門を通れば、初めて名前を見た時…
俺が名前に一目惚れした日を思い出した
俺と名前は、
相変わらず喧嘩の一つもせず仲良く過ごしている
「明日岩鳶に行くんだけど、会えるか?」
昨日名前に電話をしてそう言った
すると名前はいつもの陽気な声で
「もちろんだよー!明日私も学校行くようなんだ〜」
と、言うから俺はてっきり保健委員の仕事かと思っていたんだが
名前の苦笑いが目に見えるような声で話すもんだから
「なんかあったのか?」
と聞くと
「んー、教えなーい!」
と悪戯っぽい声で言われてしまった
おい!といつものように突っ込んだが…
まあ後で意地でも聞き出してやるから
と冗談っぽく言ってやれば笑う名前
まあ、変なことではないんだろう
と思って昨日は電話を終えた
なんかあったのかな
考えながら歩けばあっという間にプール
切り替えて泳ぎを楽しむか…
俺に抱きついてくる渚をあしらいながら
頭を水泳に切り替える
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