Free!長編@

□やわらかな感情
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今日は親友名前ちゃんと2人で

お祭りに行く約束をしているんだ




夏の夕方ってすごく心地いい

夕日も綺麗だし頬をかすめる風が気持ちいい


私服で来ようと思ったんだけど

親友名前ちゃんが2人で浴衣を着て歩こうって

言ってくれたから私も浴衣を着てきた

近所の仲が良い美容師さんにお願いして

着付けと髪のセットをお願いしたんだ〜

髪をあげるのは少し恥ずかしいけど

今日はお祭りだし、みんな同じような格好してるもんね









親友名前ちゃんとは一応

港の入口で待ち合わせの約束なんだけど

ん〜、まだ来ていないみたい

私の周りにはやっぱりみんな考えることは

同じなんだ、待ち合わせで立ってる人が多い




港の方に目をやるとたくさんの人

このあたりにこんなに人がいたんだと

思ってしまうほどで驚いた








携帯の時計を見ると約束の時間まで後少し

私がちょっと早めに来ちゃったんだね








と思っていたら携帯が鳴った

電話…親友名前ちゃんだ!










「はい、どうしたの?」




周りが賑やかだったから

いつもの調子より少し大きめの声で出る




「あ!名前〜、ちょっと電車乗り遅れちゃって!

一つ後ので行くから!ごめんね少し待ってて」





きっとおめかしに時間がかかったんだね

その親友名前ちゃんの姿がたやすく想像できて

可愛いなーとか思いながら


「わかった、慌てなくていいから

浴衣はだけないようにゆっくりおいで」


と笑いながら言うと

ありがとおお〜!名前大好き!

と嬉しいことを言ってくれた

じゃあ、着いたら一応メールしてね

と言い通話を終える






親友名前ちゃんきっと

とびっきり可愛いんだろうな〜

うん、楽しみ楽しみ







そんなことを考えながら

夏の夕日を眺める

お祭りはまだまだ始まったばかりだよ








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