Free!長編@
□自由な情熱
1ページ/2ページ
俺は、教室にゆっくりと入ってきたその子から
目が離せなかった…驚いたんだ
こんなにも綺麗な子がいるのか
こんな可愛い子がこの学校にいたのか
色々な気持ちが一瞬にして沸き上がり
俺はただ、ぼーっとするしかできなかった
きっとその顔は間抜けなことこの上なかったと思う
そしてその子は親友名前の親友だったなんて
もっともっと驚いた
俺の顔を見て、珍しいと笑う親友名前
俺もなんだか恥ずかしくなって笑ってしまう
それにしても、なんて綺麗な子だったんだろう
艶やかで身体の動きに従順な黒くて綺麗な髪
髪の色とは対照的に雪のように白く
見ただけでわかるほどに柔らかそうな肌
大きな目に通った鼻筋
きちんと着こなされた制服は
可愛らしい女子の制服の可愛さを
この子は最大限に引き出している
そして…"清楚"この言葉がよく似合う子だと思った
今まで女の子に対して
特別な感情を抱いたことはなかった
だけどこの子を見た瞬間―
その一瞬で俺はきっと
"恋"をしたんだ、って感じたんだ
.