Calcite
□Sakura Drop
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会議室。
彼らがじっとしてられるはずもなく、ガヤガヤと賑やかな罵声が飛び交っていた。
ドン・ドンナもいるので、抑えられたものではあったが。
ガチャ
重厚な扉が開く。
その先にいたのは茶髪の毛先がハネている長髪で、甘いハチミツ色をした双眸を持つ“沢田綱吉”だった。
後ろには、孤高の浮き雲とうたわれた“雲雀恭弥”が続く。
「お集まりいただきありがとうございます。」
ザンザス・白蘭・ユニ・アルコバレーノ。
「沢田さん・・・ご無事で・・・。」
「君のことは書状が来る前から調べていて、知っていたよ。」
「・・・俺たちに何を望む、沢田綱吉。」
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