Citrin
□僕・私だって甘えたいんですっ!
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「今日、作ってみたんです・・・。
その・・・一緒に、食べませんか?」
返事を聞くのが怖い。
注がれるような視線に、つい目を閉じる。
「うん。一緒に食べようか。
でも、まだ紅茶を作ってないんだ。
・・・手伝ってくれるかい、ユニ。」
自分でわかるほど、頬が緩み笑みがこぼれる。
「はい!!」
綱吉さんとのティータイムは甘くて、想いを抱えたほろ苦さを含んでた。
「美味しいよ、ありがとう。」
「私も、ご一緒できて嬉しいです。」
邪魔されるまで。
このまま、時間をそっくり愛おしさでくるんでしまいたいー。
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