Citrin
□僕・私だって甘えたいんですっ!
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今日は、あの襲撃が終わって数日、クッキーを持ってきました♪
「綱吉さんは、どこにいるのかしら?」
「ここにいるよ。」
「きゃっ!」
キョロキョロと探していると、後ろから声をかけられた。
ふんわりと甘い香り・・・紅茶かしら?
「ちょうど良かった。
ユニも一緒にどう?」
「え、あの?」
「今から二人でティータイム。
紅茶は各種取り揃えているけど何がいい?」
「つ、綱吉さんのおすすめで。」
「うん、わかった。」
綱吉はどう言うと、紅茶の準備に給湯室に足を進める。
これじゃ、いつもと同じ・・・。
「綱吉さん!」
「ん?何、ユニ。」
琥珀の瞳に見つめられ頬が熱を持つ中、緊張で震えている手でクッキーを差し出す。