main...長編

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トントン
扉が叩かれる。
きっと誰か依頼をしに来たのだろう。
ここは依頼をしたらなんでもしてくれる万事屋、いわゆる何でも屋だ。

「...zzZ」

だが、万事屋の経営者、銀時はまだ深い眠りの中にいた。
午前8時の事である。

トントントン!

「...zzZ」

トントントントン!!

「うるせェェェエ!…ったく、誰だよ…俺の睡眠を邪魔する奴ァ。おい神楽ァ!出ろ!」
「うるさいアルなぁ。私も眠たいアル。お前が出ろヨ天パ」
「ッチ、俺まだパジャマだっての。てか新八はどーした」
「知らないアル。寝坊してるんじゃないアルか。」

『あのぉー!誰かいませんかー?!』
「ったく…、ちょっと待ってくださいよ…っと。神楽、着替えろよ」
「はいヨー。…眠いアルのに。」
「しゃーねーだろ、客だァ。最近金欠なんだから稼がなきゃダメなんだならよォ」

急いで着物に着替える銀時。
一応、神楽も着替えた。
…両方、寝癖は酷いけれど。

「お待たせしましたァー、万事屋銀ちゃんこと坂田銀時でー…す…?」

扉を開けた先にいた人物に銀時も神楽は目を見開いた。
そこにはわ16,7歳くらいの少女が立っていた。
そして…髪が銀時にも負けないほどの天然パーマだった。

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