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□赤司様の愛情。*
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「赤司くんはなんで…って言い方もアレだけどこっちに来たのかな?」
突然現れた[赤司くん]の存在は頭では分かっていても驚きを隠せない。勿論、[征十郎]がそうだと言っているのだから彼は赤司征十郎なのだろう。
だが何故過去から?どうして突然?疑問だけが残る。 だが[赤司くん]も同じであった。
「俺にもよく分からない…。緑間と今日の部活について話していて突然、ここにいたんだ…。」
「そっか…。部活行くはずだったの?」
[赤司くん]は深く頷いた。ますます訳がわからない。何らかの衝撃があればまだ納得はいくのだがただ普通に、部活に行こうとしただけで未来に飛ばされたのだ。
少し不思議に思ったのは一人称と名字呼び。降旗の知る赤司は「僕」といい、「真太郎」と呼ぶ。違和感はあるがエンペラーアイをもつ前だと察するのは早かった。
「…お前は誰なんだ?どうして俺の未来に現れる?」
[赤司くん]は降旗をジッと見つめながら尋ねた。 キセキの世代ではない。そんな降旗がどうして?
「んー…、」
なんと伝えていいのかわからず思わず苦笑い。