main6

□赤司様の愛情。*
3ページ/3ページ

「赤司くんはなんで…って言い方もアレだけどこっちに来たのかな?」

突然現れた[赤司くん]の存在は頭では分かっていても驚きを隠せない。勿論、[征十郎]がそうだと言っているのだから彼は赤司征十郎なのだろう。

だが何故過去から?どうして突然?疑問だけが残る。 だが[赤司くん]も同じであった。

「俺にもよく分からない…。緑間と今日の部活について話していて突然、ここにいたんだ…。」

「そっか…。部活行くはずだったの?」

[赤司くん]は深く頷いた。ますます訳がわからない。何らかの衝撃があればまだ納得はいくのだがただ普通に、部活に行こうとしただけで未来に飛ばされたのだ。

少し不思議に思ったのは一人称と名字呼び。降旗の知る赤司は「僕」といい、「真太郎」と呼ぶ。違和感はあるがエンペラーアイをもつ前だと察するのは早かった。

「…お前は誰なんだ?どうして俺の未来に現れる?」

[赤司くん]は降旗をジッと見つめながら尋ねた。 キセキの世代ではない。そんな降旗がどうして?

「んー…、」

なんと伝えていいのかわからず思わず苦笑い。
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ