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□赤司様生誕祭
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【0時02分】

赤司征十郎side



…いつの間にか20日になっていた。

急に部員が部屋に押し掛けてきて
プレゼントを貰って気がついた。

それらはマフラーや手袋といった
防寒具ばかりだった。

それでも貰った物は素直に
受け取ろう。

ただ…光樹と過ごせないのが
唯一の悲しみだ…。

悲しみに浸っていると
やけに大きいプレゼント箱に
気付いた。

自分の身長よりかは低い…。
誰からだろうか…

眠たい目を擦りリボンの上に
置かれたメッセージカードを読む。


『赤司様おめでとうございます!!
この中にあなたが一番欲しいものが
入っています!!』


「ほしい…もの?」

気になって赤いリボンをシュルルッと
ほどいていく。


そして期待しながら箱の蓋を開けた。





















「―――――…!光樹…!!」






「誕生日おめでとう!!!
俺から会いに来ちゃった!」


中にはニコッと笑う
愛しい恋人が―――。

「赤司、俺がプレゼントだよ!!」
そう言って少し
恥ずかしそうに立ち上がる。



「!!よく似合ってるよ…」

驚かされてばかりだな…。

光樹はシンプルなメイド服を
(スカートは膝上だろうか)
着ていた―――。


「こんな俺でよければ
坊っちゃんのプレゼントになります」

頬を赤く染めながらチュッと
キスを落とす光樹。












俺は可愛らしい俺だけのメイドを
抱えるとベッドに押し倒した―――。
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