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□赤司様とのバスケ。
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降旗光樹side


ここで素早くフェイントして…っ!!!



(パシッ)



……ボールが手から離れいつの間にか
赤司の手に。
俺は息切れしてんのに
赤司は息切れどころか余裕そう…。


「…ズルい…。赤司その眼ズルいよ」


…俺は頬を膨らませた。
赤司には未来が見える。

「そうか?
でもフェイントを仕掛けるなんて…
腕をあげたんじゃないか?」

未来が見える眼にはお手上げだ…。

「まだまだ…。
火神や黒子の方が強いし、赤司なんて
手の届かないとこにいるよ」

ヘヘッと笑い赤司からボールを貰う。
"そうか…"と微笑んで俺の頭を
フワフワと撫でてくれた。

……?

「あ、赤司…また未来、…見たの…?」

「見ていない。だが光樹の
やってほしいことぐらい分かるぞ?」

即答だ…。
カァッと頬が赤くなるのが分かる。

「よし、もう一回やるか」

そう言いながら優しく笑って
構える赤司。
橙色と赤色の瞳が俺を見つめる。




やっぱり、…ズルい…。









「次は勝つ!」



でも…分かった!!赤司に勝てる方法!!!!

ダムッダムッとリズミカルに
ボールを弾ませながら赤司に近づく。



「未来では俺が勝つが……ッ…!?」

言い終わる前に
チュッと小さくキスをする。
怯んだ隙にゴールにボールを入れる。



ガコンッ……パスッ…

……当たったが何とかゴール!!!

「ほら!!勝ったでしょ?」

赤司はまだ固まったままだけど
ゴールに入った、俺の勝ちー!!

「…光樹、頭が高いんじゃないのか?」

後ろから腰を掴まれて
引き寄せられる。
そのまま俺がやったのよりも
濃厚なキス…。

「んッ…ふッ…!」

……やっぱり、赤司はズルい。



























「赤)本当はキスをしてゴールに入るのが分かっていたんだが、
してほしかったし、言わなかった」

「降)えぇ!!?」
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