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□妬+腹黒=僕
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―――桜井は不安だった。
せっかく部活にきたのに話すのは
マネージャーばっかり…。
幼馴染みで、しかも巨乳の
マネージャーが我が部にはいる。
「大ちゃん」なんて呼べるのは
彼女だけだろう。
それになんと言っても
マイちゃんである。あの娘がいる限り
不安なのだ。
そんなに巨乳が良いのかな…なんて
考える毎日。女の子に生まれてたら
良かったな…と後悔する。
「大ちゃんいい加減にしてよ!」
「んだよエロ本ぐらい見逃せよ」
「見逃せないから言ってんの!!」
今も桃井が青峰を怒っている。
ムカつく…。
桜井はあまり人を悪く言わない。
だが桃井は別である。自分の恋人にペッタリな桃井。離れてほしい…。
自分の気の弱さも
どうにかしたくなった…。
そしてついに桜井が口を開いた――…