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□謝罪<感謝
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青峰大輝side



「おい、帰るぞ。」
――部室から良が出てきたと同時に
俺は一方的に言えば玄関に向かう。

「えっ…待っててくれたんですか…!?」

ビックリして目を丸くしながら
俺の後を追いかけてきた。

部活が終わって良が出てくるまで
20分ぐらい経ってたみてぇだけど
ゲームしてたからな。

「別に…。」

…ぶっきらぼうにしか答えられない
俺ってマジ馬鹿…。

「すいません、待たせちゃって…」

俯いてまた謝罪。

「お前1日に何回謝ってんだよ…」

あまりに呆れてため息をつきながら
話しかける。

「さ、さぁ…。すいません…」

バツが悪そうに頭を下げる。

玄関につけばスニーカーを取りだし
踵を潰す。

「…何でいつも謝ってんだよ」

「えっ…」
ゆっくりと良を見れば眉を下げて
困ったように既に俺を見ていた。
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