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□別れ話!!?シバくぞ!!!
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笠松幸男side
―――……いつの間にか俺は黄瀬に
束縛されるようになった。
付き合った当初から独占欲は
人並み以上だったが、ここ最近
独占欲が強くなった。
他の生徒と話すのは勿論、
学校を出るときは必ず黄瀬が同行。
アドレス帳の黄瀬の名前以外は全部
消された挙げ句、
6時30分と22時30分にメールしないと
夜中だろうが授業中だろうが
メールを送ってきたり
電話がきたりする。
「センパイメールくれなかったスね」
「センパイ…俺のこと嫌い?」
「ねぇ…返事してほしいッス…」
「…センパイ……」
――――黄瀬と付き合ってから
ずっと檻に閉じ込められている。