青春

□思う、想い。
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「大輝ー1on1しよーぜ!!」

「また来たのかよ!!」

その一言に笑顔を浮かべるのは、
高校時代の黒子の光だった火神。

高校を卒業してから何かと縁があった二人は性格も似ていたからか
仲良くなった。

火神はあまり外見は変わらないが
何処か大人びている。首のリングにはもう1つリングが増えていて、彼曰く黒子との恋人リングとのこと。

「良いじゃねーか!!なっ!!」

「ったく…仕方ねーな1回な」

そう言い立ち上がる青峰は髪が伸び
昔の幼さは何処へやら…。
目付きも柔らかくなっている。
一番変わったのは中学時代の笑顔を
取り戻したところである。

「よっし!!じゃあ俺からな!!」

「はいはい…」

現在火神とキセキ(黒子は含めない)は
日本のバスケ界の若きエース。
名選手となりバスケプレイヤーとして活躍している。

「そーいやっ…笠松サンは?」

「まだだ…」

そう言いながら青峰を抜こうと
勢いよく近づく。一瞬反応が遅れるも火神に追い付き手を伸ばす。

だが青峰のプレースタイルは既に
習得ずみの火神はターンして青峰を
避けてそのままゴールに一直線。

そして火神がゴールしようとした瞬間後ろから青峰がカット。

ボールが跳ねた。

「まだまだじゃねーの?」

「うがー!!!」

「大我のプレースタイルは
もうわかりきってんだよ」

ボールを広いシュシュッと指の上で
回し得意気に笑う。



――…青峰たちは21歳になった。
あれから5年の月日が流れた――…。
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