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□赤司様の言うことはー?
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―――…いつもなら赤司が来るが
長期間の休日がはいり降旗が
赤司に会いに行くことにした。
次の日降旗は火神たちと
約束していて夜行バスで
帰る予定だった。
予定、だったのだ…。
「光樹、俺の言うことは…?」
赤司の家に遊びに行き
いろいろ話して夕方に。
帰ろうと腰を上げた降旗に待つは
ハサミを持った笑顔の赤司。
目は笑っていない。
「ぜ、ぜったーい…」
ゆっくりとまた腰を下ろす降旗。
「うん、そうだよね。絶対だよね。」
笑顔で頷きながら刃先を
降旗に向ける赤司。
「じゃあ今日泊まってくよね?
俺の言うことは?」
「ぜ…ったーい…。…」
火神たちに怒られる…
そう思いながらさっきいた場所に
正座して頬を引きつらせる降旗。
あぁ、赤司には敵わないや…。