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□黒子のカガミ
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火神大我side
「なぁー黒子」
「なんですか?」
「お前いつかぶっ倒れるぞ?」
さっき買ったバニラシェイクを
ちびちびと飲む黒子。
前から思ってたが
こいつの胃はバニラシェイクしか
入ってねぇんじゃね?
「心配ありません。」
ストローをガジガジと噛みながら
俺を見上げる。
「っつてもマジで倒れたら
どうするんだよ」
試合中なら元も子もない。
俺の影であるこいつがいないと困る。
"そーですね…"と呟きながら考える。
「倒れたら火神君が助けてくれると
思うので大丈夫です。」
ほんのり朱色に染まった頬をしながら
微笑むとまたストローをくわえた。
「……嗚呼、助けてやらぁ」
ハハッと笑って黒子の横を歩く。
ぶっ倒れたら困るけど
頼られんのは悪くねぇな―――。