cherry side&parallel

□mocmoc
2ページ/6ページ




仕事を終えて帰宅した金曜の夜。
マナーモードにしたままの携帯がテーブルの上で喧しく震える。


シャワーから出て慌てて通話ボタンを押すと、聴こえたのは隣の部屋のあいつの声だった。


『棗くん、実は、お願いがあるんだけど…』

「なんだ?お願いって」

『お……』

「お?」

『おフロ、貸してくれない?』








……まじでか。


 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ