Book 短編

□甘いチョコと
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ジェ「どこほっつき歩いてるのよ……きゃっっ」






静かに近づいて後ろから豪快に抱きしめた






ジェ「ちょっと!!誰?!触らないで!」





ユリ「なっ!恋人になんてことを言うの!」





ジェ「え?!……あっクォンユリ!どこ行ってたのよ!」





ユリ「ただのトイレよ。それより…触らないでってひーどーいーー」




抱きしめながら左右にブンブンと揺さぶる



ジェ「ちょ、ちょっと、、勘違いしただけじゃない。ってここどこだと思ってるの離して」




華奢すぎるから簡単に動かせる…笑







ジェ「ねえ!聞いてる?」








ユリ「その手に持ってる紙袋ちょーだい」





揺さぶるのをやめて結構真剣なトーンで言ってみる





ジェ「…………その手に持ってる沢山のチョコで充分でしょ?」



ん?持ってる?……ああ、可愛い後輩ちゃん達からもらったこれか…









ユリ「これ?……」



と言ってシカの顔の前にあげてみせる




ジェ「いちいち見せないで」









ユリ「かわいい…」





ボソッとそう言うと




ジェ「….馬鹿にしないで…」








ユリ「もう…怒らないでよ」




後ろ向きのまま優しく壁によせて彼女の顔の両サイドに囲う様に手をついて耳元に口を寄せる






ジェ「…んっ…」







ユリ「特別なのはあなただけ、あなた以外の他の誰かのなんて私は望んでないよ」






とびっきりの甘い声で言った
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