帝王の息子

□マルフォイ邸
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ホグワーツ入学を決意して、翌日。

ルシウスの息子も今年ホグワーツ入学という事で、買い物など一緒に行くためにマルフォイ邸に住むことになった。

父上と暮らしてた家は屋敷しもべ達に任せてある。父上がいつ戻って来てもいいように。


『ルシウス、お前の息子の為にも俺は親戚の子どもとでも言っておけ。それとタメ口でいいし呼び捨てでも構わない』

「ですが、カナト様に失礼です」

『いいから、ルシウス“さん”?』


そう言うとルシウスは眉を下げ、困ったような顔をして、わかりましたと言った。

そして、フルーパウダーを使ってマルフォイ邸に来た。


「ドラコ、ナルシッサ、今日からうちで住むことになった、カナト・リドルだ」

『よろしくお願いします』


俺は猫かぶりにそう言うと、ナルシッサが少し驚いた顔をしたが、すぐに笑顔になってよろしくといった。

どうやら、色々察してくれたようだ。

その後に続いてドラコも、ルシウスそっくりの笑でよろしくと言った。
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