帝王の息子
□目覚め
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俺はその後、食事をした。
随分食べてなかったからか、凄くお腹が空いていた。
何故今まで生きていたか不思議なのだが………。
俺はしばらくルシウスと話していた。
それにしても……
『ルシウス、お前老けたな』
「カナト様は11歳のままですね」
俺の素直な感想に、ルシウスは嫌味たっぷりに笑顔でそう言った。
性格は変わらないな、と若干ほっとした。
『そうだな、でも中はもう20代前半だがな』
「少し大人びた性格になられましたな」
『ふっ』
ガチャッ
突然、扉が開いた、そこへ立っていたのは年老いた老人2人。