英雄恋愛小説

□たまには、甘えるのもいいかもしれない
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「ふぅ。」

今日も俺は、一冊本を読んで自分の知識を深めていた。


最近は、ヴァグラスも侵攻をやめているせいかそれぞれ自由な時間を過ごしている。

陣さんは、黒木指令とともに新しいマシンの打ち合わせ。

ヒロムくんは、チダとツーリング。

ヨーコちゃんは、高校に久々に登校しているみたいだ。


俺は、その後もう二冊読んで一息ついていると誰かが扉をたたいた。

「リュウさんちょっといい?」

ドアを開けると入ってきたのは、ヨーコちゃんだった。

「勉強教えてほしいんだけど。」

申し訳なさそうにヨーコちゃんが差し出したのは、科学の問題集だった。
俺は、もう一脚椅子を出して隣に座らせた。

「別にいいよ、どこが分からないんだい。」

それから一時間みっちり教えた。

「疲れたぁ〜。」

ヨーコちゃんは、チョコを一口口に含んだ後

俺のベッドにダイブした。

「俺のベッドに寝ないでよ。」

て声をかけるとヨーコちゃんは、軽く返事した。

また読書に取り掛かろうと思って本棚から本を取り出すとヨーコちゃんは、俺によりかかるように座った。
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