長編「芸人がアイドルになりまして」
□第1話「決意とレッスン」
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【桂馬side】
俺は、名古屋のマンションに引っ越した。
秋元先生が用意してくれていたマンションだ。
相方の亮は東京でまったく同じ待遇を受けている。
俺と亮には振付けの先生がつき、集中的に指導してもらうことになっている。
亮はAKB48の楽曲すべて。
俺は、それに含めてSKE48の楽曲。
もちろん、部屋は防音。
この部屋でレッスンのすべてを行う。
ある日・・・。
「今日のレッスンは以上!」
「はぁはぁ・・・ありがとうございました・・・。」
今日は8時間・・・。
マジ地獄・・・。
先生・・・鬼・・・。
「・・・なんか言った?」
「なんも言ってません!」
「明日は新喜劇だっけ?」
「はい!この後移動しまーす!」
「とりあえず次のレッスンは来週ね。」
「はい!」
「自主連、きちんとやっとけよ。」
「・・・はーい。」
先生は帰っていった。
あれでも女性です・・・。ははっ。
さて・・・仕度すっか。
自主連の道具も持ってかないとなぁ・・・。
と準備をして大阪に向かった。