長編「必要ですか?」
□第9話 〜打ち上げ〜
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【友真side】
コンサートもおわりスタッフの片づけも済み俺は車へ。
そこには前田敦子さんと莉乃が待っていた。
「前田さん!お疲れ様です。莉乃も、ぐぐたす300件更新もあったのにお疲れ様!」
「友真さん、知ってたんですね!頑張りました!」
「あ〜副支配人さんか…あたしたちは副支配人班!」
「…2人ともちょっと寝てていいですよ。かなり疲れてそうだし。」
「わかったぁ…」
「わかりましたぁ…」
少しでも寝る時間を延ばすために遠回りしながら会場に向かった。
会場につき2人を起こす。
「前田さぁん!莉乃!着きましたよ!」
その一言で前田さんは起きたのだが莉乃は起きなかった。
「前田さん、ちょっと莉乃起こしてもらえますか?」
「うん。わかったぁ。指原ぁ!ごはん〜!」
「しょうがないか。前田さん」
「あっちゃんでいいよ。」
「じゃあ…あっちゃん。降りてください。」
あっちゃんと俺は車を降りた。
俺は莉乃を背負った。
「あっちゃん、ご飯食べに行くよ。」
「はぁい。でも友真さん、この子無理してるから気遣ってあげてね。今日も公演前までぐぐたすやってたし、乃木坂との勝負だって…」
「わかってますよ。あっちゃんの大切な後輩だし、大切な存在です。」
「…あたしにとっても友真さんは大切です。」
背中にいる莉乃から何か言ったようだ。
莉乃が俺の首に回していた腕が少し強くなった。
入り口まであっちゃんと雑談をしながら歩いた。
入り口につくと後ろから声が聞こえる。
「友真さん、降りる…」
「わかった。」