長編「必要ですか?」
□第4話 〜再会〜
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【友真side】
そんなこんなで3時間が経過した。
「あたし買い物終わり!」
「僕も終わりました。」
「私もです!」
「お疲れ様です。すいません…あんまりアニメわかんなくて…」
「いいですよ!あたしが無理矢理つれて来ちゃったんだし…」
「いぇ!暇だって言って俺が着いてきたんで!気にしないでください。さてと…俺はそろそろ劇場戻りますけど皆さんは?」
「私はもう一カ所いきたいとこあるのでこの先輩といってきます!」
「わかりました。まこ、渡辺さんたのむな?このあと公演だから」
「わかった。また会うかもだけどまたな!」
「おう!」
「あれっ?お二人は知り合いだったんですか?」
「まぁ地元の中学の同級生なんです。渡辺さん、遅刻しないでくださいね。じゃまたあとで!」
「はい!バイバーイ!」
「それじゃ!」
麻友と真は違う店に向かっていった。
「生来はどうすんの?」
「うーん…友真について行きますかね。」
「そうか…じゃあどっかで飯買って劇場もどろっか。」
「うん。そうする!」
俺と生来はコンビニにより、少し買い込み劇場に戻った。
2人で支配人室に向かった。
「戸賀崎さん、今戻りました。おみやげです。」
「早かったな。あと1時間くらいあるぞ。」
「まだ昼飯食べてなかったんで買ってきたんですよ。ここで食べてもいいですか?」
「構わんよ。」
戸賀崎さんにコーヒーを渡した。
俺はデスクに座り生来はイスを持ってきて俺の隣に座った。
「「いただきます。」」
俺たちは食事を始めた。
そんな俺たちを戸賀崎さんがジロジロ見ている。
「戸賀崎さん、なんかついてます?」
「いやいや・・・姉弟みたいだよなぁ…お前ら2人。生来が姉な。」
「弟ですかぁ…俺のほうが年上ですよ!」
「姉弟か…」
「ん?生来どした?」
「あっ…ううん。何でもないであります!」
「そう?」
「うん!大丈夫!」
2人は戸賀崎さんを尻目に楽しく雑談していた。
時間はたち…
「友真!今日は最初からスーツ着てろ。田名部は第2会議室にいたら友真が後から行くから。」
「「わかりました!」」
生来は先に第2会議室に向かった。
俺は支配人室でスーツに着替え戸賀崎さんについて劇場に向かった。